【新唐人2016 年1 月6日付ニュース】
香港大学校監を兼務する香港行政長官、梁振英(りょう しんえい)が各界からの猛反発の中、元教育局局長の李国章(り こくしょう)を香港大学の校務委員会主席に任命しました。3日、同校卒業生団体「関注組」などおよそ20の団体が校監兼務の撤廃と大学保護の大規模デモを発起、香港大学に「党委員会書記」は不要であると強調しました。
記者 林秀宜さん
「今回は年明け3日で2度目のデモです。関注組等の団体が遮打花園(チャーターガーデン)から旧総督府までデモ行進し、梁振英に『NO」』と言いました」
スローガン「大学に党委書記はいらない」
関注組は梁振英の独断で李国章に委任したことに対し、「極めて遺憾である」との意を表しました。
香港大学校友関注組召集者 葉建源さん
「我々はこの独断的委任を糾弾します。これは正常な行政長官、校監としてあるべき行動ではありません。彼が態度を変えるのを期待します」
多くの有力な卒業生が声援を送りました。
香港民主党創設者 李柱銘氏
「我々が今年一番にすべきことです。つまり心の声を言葉にし、必ず梁振英にNOと言い退陣させるのです」
弁護士 呉藹儀氏
「梁振英、李国章がこの様な方法を用いれば用いるほど、我々はもっと大きくなります」
香港大学 戴耀廷教授
「皆 表に出て、こんな政権は不満だと伝えよう。我々に党委書記は要らないと伝えよう、真の自治のある香港が必要だと」
今回は学連を含む多くの大学学生会メンバーがデモに参加しました。
香港中文大学 政治行政学系3年生 張さん
「李国章は中文大学を担当した時、強硬手段で反対の声に対処し、さらに中文大学、科技大学および教育学院の合併を推進し、多くの論議を引き起しました。香港大学校務委員会主席に適任ではなかったと思います」
デモ隊が旧総督府に到着後、参加者はスローガンを叫び、さらに黒いリボンを旧総督府の鉄門に結んでいました。今回のデモには3000人が参加したと伝えられています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com.tw/b5/20160104/video/163371.html(中国語)
(翻訳/赤平 ナレーター/藤坂 映像編集/李)